同年代の友人との会話中に、ふとこんな話になった。

「子どもも大きくなって、もうクリスマスツリーまでは出さなくなったなー。
使わないイルミネーションがあるんだけど……捨てるのはもったいなくて」

「一昔前、一軒家のすごい装飾とか流行ってたよね」

そんな会話をきっかけに、
昔の電飾がしまわれた箱を開けてみた。

長い時間を経て眠っていた電飾たちが出てきて、
少し色あせたものもあったけれど、
どこか“思い出の匂い”みたいなものがした。

「この光はきっと、誰かの冬を照らしてきたんだろうな」
そう思った瞬間、ふっと心が動いた。

——だったら、この飾りたちをもう一度光らせる場所をつくれないだろうか？
——ただの捨てられる“モノ”じゃなくて、また誰かの笑顔になる“光”に戻せないだろうか？
——乙川で活かせないかな？

そこから始まったのが、
Re.イルミデコプロジェクト2025 です。

最初は自分ひとりの小さな思いつきだった。
でも話すと、誰もが同じように言ってくれた。

「それ、めちゃくちゃ良いね」
「うちにも眠ってるイルミネーションあるよ」
「手伝えることがあれば言って」

でも正直に言うと、これは簡単なプロジェクトじゃない。
集める、仕分ける、直す、設置する、管理する……
一つひとつに人の手が必要で、
毎日が挑戦みたいなもの。

それでもやりたい。

岡崎の冬の夜に、
そっと優しい光が灯る場所をつくりたい。

殿橋テラスを歩く人が、
「あ、なんかいいね」と微笑んでくれたり。
親子が写真を撮っていたり。
仕事帰りに、ふと立ち止まる人がいたり。

そんな “誰かの小さな幸せ” のために続けたい。

だから、お願いがあります。

もしあなたの家にも、
もう使わないイルミネーションが眠っていたら、
どうか少しだけ力を貸してください。

点灯しなくてもいい。
色が違ってもいい。
古くても、破れていても、汚れていてもいい。

その飾りはもう一度、
誰かの冬を照らす光になれます。

そして、もし時間があれば、
仕分けや設置のボランティアとして
一緒に関わってもらえたら嬉しいです。

それすら難しければ、
この投稿をシェアしてもらえるだけでも大きな力になります。

プロジェクトはまだ始まったばかりで、
完璧な計画なんて何ひとつありません。
むしろ、不器用で泥くさい挑戦です。

だけど、
街のために。
未来のために。
子どもたちのために。

一歩でも前に進みたい。

あなたの “少しの手助け” が、
冬の岡崎に新しい光をつくります。

読んでくれて、ありがとう。
そしてもし、心が少しでも動いたら——
ぜひ力を貸してください。

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